Raspberry Pi コンピュートモジュール: 新商品!

情報共有を目的とし、Raspberrypi.org で公開されたブログ記事の翻訳を公開致します。

翻訳に際し、原文の意味を維持するよう細心の注意を払っておりますが、誤訳や不備などありましたら、弊社「株式会社 ケイエスワイ」までご連絡下さい。

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文中の一人称は全て翻訳元記事の著者、またはその所属組織を指します。
また本記事は、2014年の初代コンピュートモジュールの発表にあわせて公開された投稿を新たに翻訳したものであることに留意下さい。

原文タイトル Raspberry Pi Compute Module: new product!
原文公開日時 2014年4月17日 1:01 pm
原文公開URL https://www.raspberrypi.org/blog/raspberry-pi-compute-module-new-product/
著者 James Adams
COO 兼ハードウェア リーダー

定期読者の方はお気づきになると思いますが、最近の新ウェブサイトやフリーな教材の公開、百万ポンドの教育基金などの事案により、ここ Pi タワーは大変な賑わいとなっています。

教育チームに負けず劣らず、技術者サイドも昨年来とても忙しく過ごしていますが、今回、私たちは商業、工業用途をターゲットにした何か特別なものを公開する準備ができました。

この小さなものは何でしょう? 続きを読んで答えを探して下さい。

始まりは小規模でしたが、Raspberry Pi プラットフォームは大きく成長し成熟しました。 ソフトウェアにおいては、ありがたいことに偉大なボランティア コミュニティーの継続的で精力的な取り組みにより、また同様に特定の問題を解決のための資金援助により、今では完全な機能が提供され安定しています。 そして今なお、進化し続けています。 Pi とその心臓部である Broadcom BCM2835 SoC は、着実によりオープン化されつつあります。

私たちは、皆さんが Raspberry Pi を使って何を行っているのかを耳にすることがとても楽しみです。 そして、プロジェクトの広がりと独創的で創造的なコミュニティーに絶えず驚かされています。 また私たちは、かなりの数のユーザーが Raspberry Pi をシステムに組み込み、商業用製品にすら組み込んでいることを知っています。

子を誇らしく思う親のように、私たちは Raspberry Pi のコア技術が広く行き渡り、革新的でエキサイティングな製品やデバイスにとって不可欠なものとなることを願っています。 そして今日、私たちは Raspberry Pi コンピュートモジュールを発表します

コンピュートモジュール (左)。これは何をするのでしょう? 続きを読んで答えを探して下さい。

このコンピュートモジュールは Raspberry Pi のコア部分 (BCM2835 プロセッサと 512 MB の RAM) と 4 GB の eMMC フラッシュ (Pi での SD カードと同等物) を持ちます。 これらは全て 67.6 × 30 mm サイズのボードに収められ、DDR2 SODIMM コネクタ (ノート PC 向けメモリーで用いられるコネクタと同種 ※) に接続できます。 フラッシュメモリーはボード上でプロセッサと直接接続されていますが、残りのプロセッサ インターフェースはコネクタ ピンを通してユーザーが利用できるようになっています。 BCM2835 SoC の柔軟性を完全に得ること (Raspberry Pi と比較して、より多くの GPIO ピンやインターフェースが利用可能という意味です) ができます。 また、全ての複雑な部分はモジュール上に実装されているため、カスタム システムのデザインは比較的簡単になるでしょう。

今、目の前にあるものは、コネクタ類は必要に応じて自身で実装する必要がありますが、Raspberry Pi が縮められオンボード メモリーと共に SODIMM 上に実装されているということです。

このコンピュートモジュールは、独自に PCB を作成される方を主に意識して設計されました。 とはいえ、デザインする人の助けとなるようコンピュートモジュール IO ボードと呼ばれるものも併せて販売します。

左は空の IO ボード、右はコンピュートモジュールを装着した状態

このコンピュートモジュール IO ボードは、コンピュートモジュールを装着できる単純でオープンソースなブレッドアウト ボードです。 このボードはモジュールに必要な電力を供給し、モジュール上のフラッシュ メモリーへのプログラム (非 Lite バージョン) と SD カードの利用 (Lite バージョン) を可能にし、プロセッサ インターフェースへのもう少しとっつきやすい (Pi と同様のピン ヘッダや FFC コネクターを利用した) アクセス方法と Rasbian (または、任意の OS) を起動できるシステムに必要十分な HDMI と USB コネクターを提供します。 また、カスタムボード製造の前段階で、ボード デザインの最初のたたき台としたり、ハードウェアの試用を手っ取り早く行うためや、システムの構築やテストに使うことができます。

IO ボード

初めに、コンピュートモジュールと IO ボードは同時に購入できるよう Raspberry Pi コンピュートモジュール開発キットとして販売されます。

キットは RS と element14 で6月中 (訳注:原文の書かれたのは2014年です) に購入できるようになるでしょう。 そして、その後短期間のうちに、コンピュートモジュールは単品で購入できるようになる予定です。 単価はおよそ 30 ドル (購入単位 100 個) です。個人での購入もできますが、価格は少々高くなります。 Raspberry Pi 財団は慈善事業ですので、ここで得られて利益は全てコンピュータ教育を受ける子供達へ還元されます。

私は、人々がすぐにデザイン作業を開始したくなると確信しています。 手始めとして、コンピュートモジュールIO ボード両方の回路図だけが公開されますが、数日、数週間中にもっと多くのドキュメントが追加公開されるでしょう。

たのしい創作を!

※コンピュートモジュールをノート PC に装着しないで下さい – ピン割り当ては全く異なります!

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